Kawa-Law通信

2014.06.07更新

 しばらく前に、「休日相談について」 という記事を書きましたが、
http://www.kawa-law.com/blog/2014/03/post-87-803954.html
仕事が終わってから、あるいは仕事が休みの日にしか電話がかけられない、夜間や土日に相談の予約をすることはできないのか、というお問い合わせをいただいております。
 土日は決まっている予定も多いので、当日中に事務所にお越しいただくことは難しいのですが、近ごろは、24時間受付を標榜する事務所もあることから、当分の間、試験的に、営業時間外及び休業日でも、

【夜間・土日専用コール】

 050-3708-7266

までお電話をいただければ、翌日以降の相談のご予約を受け付けることとしました。
 留守番電話での応対となる場合がありますが、12時間以内に折り返しご連絡を差し上げます。
 どうかご利用ください。

 なお、メールでのお問い合わせはこちらのページから、
https://gc5app.gcserver.jp/cgi-bin/www.kawa-law.com/inquiry/_view_5590/?blog_id=6119&form_id=5590&type=view&token=3g3juhpitB4dQPRLS24a509Ho3BBjSCEOENIlxlD
随時受け付けています。

投稿者: 川口法律事務所

2014.05.08更新

 報道各社によると、神奈川県警察本部は、3Dプリンタを使って製造した殺傷能力のある銃を所持していたとして、同県内の大学職員の男を銃砲刀剣類所持等取締法(銃刀法)違反で逮捕したそうです。

 昨年、弁護士ドットコム・トピックス編集部からの依頼でコメントした、
「3Dプリンタで製造できる『本物の銃』 日本に規制する法律はあるか?」という記事
http://www.bengo4.com/topics/449/
 
が検索エンジンでヒットしたらしく、今朝ほどから、文化放送ラジオをはじめ、テレビ、新聞等何社かからコメントを求められています。

 この報道に接した時、上記の記事にコメントを寄せた時点では私が想定していなかった事態が起きたことに驚く反面、インターネット社会では、情報の流れは世界共通で止めようがなく、世界のどこかの国で起きていることは、やがて必ず日本にも波及してくるのだという思いを強くしました。

 銃器の密造自体は決して目新しいことではなく、これまでにも、暴力団関係者が直接、間接に関わっていた事例もありました。しかし、これまでの密造けん銃や改造けん銃は、工作機械を用いて金属を加工して作られており、それなりの設備と熟練が必要でしたし、また、そのような機材や人材を調達するには、一定の資金力がなければ困難でした。
 ところが、安価な3Dプリンタが登場したことで、インターネットから設計図をダウンロードすれば、ほぼ全部が樹脂製の部品で構成された銃器(但し、発射の際に銃弾の雷管に衝撃を与える部品である「撃針」は、金属製のものを用いる必要があるとのこと)が製造できるようになり、それが殺傷能力を有することも知れ渡ってしまいました。
 銃器の製造に関するハードルは、資金面でも、また技術的にも、相当低くなったと言わざるを得ず、今後、暴力団関係者や、あるいは、暴力団とは無関係な個人が、同じような方法でけん銃を製造する事案が発生するかも知れません(撃針や銃弾の調達については、想像の限りではありませんが)。

 そうすると、近いうちに、3Dプリンタを使って銃器を製造することや、銃器の製造に関する情報を規制することができないかという議論が起きてくることが予想されます。
 考えられる方法論としては二種類あり、一つは、3Dプリンタそのものに銃器の部品が製造できないような技術的な規制を導入する方法、もう一つは、銃器の製造につながる情報の流通や所持を規制する方法です。

 前者の例としては、複写機やスキャナには、紙幣をコピーしようとすると警告が出たり、印刷ができなくするような機能が組み込まれているようです。しかし、銃器の設計図や部品は多様なので、3Dプリンタに、ある特定の形状の立体物の成型を拒否するようなシステムを組み込んでも、実効ある規制ができるかはよくわかりません

 後者については、インターネットから銃器の設計図をダウンロードしたり、銃器の部品に関する情報の所持を禁止し、その違反に対して刑罰を科することが考えられます。
 しかし、銃器の製造については、武器等製造法において規制が行われており、実際にダウンロードしたデータを使って銃を製造すれば、3年以上の有期懲役に処せられます。また、同法は、未遂罪も処罰の対象としていますので、いったん製造に着手すれば、銃が完成しなくても処罰を受けることになります。けん銃等の所持は銃刀法違反となりますが、その法定刑は1年以上10年以下の懲役ですから、銃器を製造した場合の方が重い罪に問われることとなります。
 このように、既に、ある程度広範囲で強力な規制がありながら、その実効性について十分検討することのないまま、さらに、3Dプリンタで出力できるような銃器の部品に関する情報を所持しているというだけで処罰の対象に含めようというのは、処罰範囲の無限定な拡大を招くとの批判を免れないでしょう。

 また、銃器の製造につながる情報の流通や所持を規制の対象にしようとすれば、国家権力が情報の流通を監視することにつながり、必然的に、自由な情報流通や通信の秘密との緊張関係を生じてきます。この点は、先ごろ問題となった違法ダウンロードの規制の議論や、近々始まるとされる児童ポルノの単純所持の規制の議論とも、一定の共通性が認められるものです。
 法務省は現在、「取調べの可視化」とバーター的に、通信傍受の範囲の拡大や会話傍受、いわゆる司法取引等、「新しい捜査手法」の導入を検討しているとのことですが、銃規制の必要性について強硬な異論を唱える向きはほとんどないでしょうから、この種の事案が摘発されると、要は国民の安心安全に関わる問題であるとして、通信傍受の拡大等に向けた議論が一気に進んでいくおそれはないかと、危惧しています。

 やや脱線気味な部分もありますが、オンエアの時間内にコメントできなかった点も含めて、まとめてみました。

投稿者: 川口法律事務所

2014.04.10更新

 仕事柄タクシーに乗ることは多いのだが、この日乗ったタクシーはこれ。
 どこが違うか、おわかりだろうか?



 行燈の三つ葉の1枚が白抜きになっており、後部ドアには三つ葉のクローバーの代わりに、上賀茂神社の神紋である二葉葵(フタバアオイ)のステッカーがあしらわれている。
 これは、平成27年に上賀茂神社の第42回式年遷宮が行われるのを広くPRするため、タクシー会社が上賀茂神社と「コラボ」で走らせているのだとか。



 念の入ったことに、車内のプリンタで印刷されるマークまで、特別に三つ葉の1枚が白抜きになっており、乗車記念証を上賀茂神社の社務所に持参すれば、記念品がもらえるのだという。
 このタクシー、グループ1200台中2台しか走っていないとのことで、有名な四つ葉のクローバー(4台あるらしい。)よりも稀少!
 「あふひ(あおい)」は"出会い"に通じるのだという。あふひタクシーにあやかって、素敵な出会いが待っていますように。

投稿者: 川口法律事務所

2014.04.07更新

 4月9日(日本時間)に迫ったWindowsXPのサポート切れを前に、愛機CF-R9のOSを入れ替えた。
 XPがリリースされたのは2001年。以来、持ち歩き用のPCは、CF-R2、CF-R6、そして現在のCF-R9と移り変わったが、干支が一周する間OSは変わらず、ずっとXPを使い続けたことになる。



 昨年ハードディスクを交換したCF-R9には、もう少し現役を続けてもらうことにして、リフレッシュサービスでキーボードを新品に入れ替え、4ギガバイトのメモリをおごって、Windows7の64ビット版にアップグレードした。
 事務所のPCは、数年前にWindows7に移行したので、これが最後のXPマシン。慣れ親しんだ「草原」の壁紙とも、いよいよこれでお別れである。

投稿者: 川口法律事務所

2013.11.30更新

 ホームページを見たと言って法律相談のお問い合わせをいただくことも、徐々に増えてまいりましたが、平日の昼間はお仕事などがあって来所しにくい、あるいは、弁護士の日程の関係で相談の予約が取りづらいとのご意見をいただいております。

 そこで、ご予約をいただきやすいように、比較的時間に余裕がある

夜間、土日の相談の予定を

 Kawa-Law通信のページに掲載


させていただくこととしました。また、

初回のご相談に限り、相談料は無料

とさせていただきます。

 平日午後5時までに「ホームページを見た」と言ってお電話をいただければ、
日程が空いている限り、当日夜間でも対応いたします。
 空き状況は順次更新いたしますが、じゅうぶんな時間をかけてご相談をお聞きし、アドバイスを差し上げるため、
平日夜間は一組限り、土日は午前一組、午後二組限り
とさせていただきます。

 どうかご利用ください。

投稿者: 川口法律事務所

2013.08.04更新

"冬吹きやまぬ 西の風 海からとび立つ 黒雲に"

 東尾修(元・西武)、石井毅(元・西武)、嶋田宗彦(元・阪神)、吉井理人(元・近鉄、ヤクルトほか)らのプロ野球選手を輩出した、和歌山県立箕島(みのしま)高等学校の校歌の一節である。

 1970年代、ミカンと漁業の小さな町の公立高校が、甲子園に旋風を巻き起こした。
 優勝4回(春3回、夏1回)。
 1979年夏の三回戦、星陵高等学校(石川県代表、先般引退した松井秀喜の出身校)との延長18回サヨナラ勝ちの死闘は、高校野球史上最高の試合として語り継がれている。箕島はこの夏、決勝戦で池田高等学校(徳島県代表)を降し、公立高校では唯一の春夏連覇を成し遂げた。
 私は当時、中学2年生。夏の思い出は今でも、テレビから流れる箕島の校歌と共にある。

 29年ぶりに、箕島が、夏の甲子園に帰ってくる。
 あの夏よ再び!
 この夏、箕島の校歌は、何度、甲子園のスタンドに響くだろうか。

投稿者: 川口法律事務所

2013.06.24更新

 弁護士ドットコム・トピックス編集部から、
「『被疑者死亡のまま書類送検』には、どんな意味があるのか?」
というテーマで、原稿の依頼を受けました。
 ライターさんが編集後の記事は、Yahooなどにも配信されています。
http://www.bengo4.com/topics/501/
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130624-00000501-bengocom-soci

 ライターさんの関心は、いわゆる尼崎連続変死事件の被疑者が、自殺後に書類送検されたことから発しておられました。
 もっとも、今回のような、勾留中の被疑者が自殺してしまったことにより、被疑者が死亡のまま書類送検されるケースは極めて珍しく、最も多いのは、交通事故で加害車両の運転者が死亡しているケースです。また、いわゆる無理心中で加害者が死亡しているケースも、時折見かけることがあります。

 ところで、警察から送致を受けた事件について、公訴を提起しない処分をした場合、検察官は「不起訴裁定書」という書類を作成します。
 裁定書には、不起訴処分の分類にあたる「主文」と、なぜその分類に該当するのかに関する「理由」を記載すべきこととされています。被疑者が死亡している場合、不起訴裁定の主文は、「被疑者死亡」とすると定められています。
 そのほか、実務上よく見られる不起訴裁定の主文としては、「時効完成」、「刑事未成年」、「心神喪失」、「罪とならず」、「嫌疑なし」、「嫌疑不十分」、「起訴猶予」などがあります。

投稿者: 川口法律事務所

2013.06.06更新

 問題です!
 5月5日はこどもの日、7月7日は七夕、では6月6日は何の日?

 即答できる方は少ないと思うが(私もこの間まで知らなかったのだが)、6月6日は「梅の日」なのだそうである。
 今から約500年前の天文14年(1545年・室町時代)、京都・賀茂神社の例祭で、後奈良天皇(第105代、在位1526~1557)が祭神を祭り、梅を献上したという故事に由来するのだそうだ。
 故郷・和歌山からは、田辺市とみなべ町の生産者団体から、平安装束に身を包んだ「献梅使」らが上洛し、下鴨神社と上賀茂神社に梅の実を奉納する「紀州梅道中」が行われた。





 我々、京都和歌山県人会の会員も、揃いの法被に幟を掲げて行列に随行し、下鴨神社の本殿で行われた献梅の儀式に参加してきた。

 さて、スーパーの店頭でも青梅を見かけるようになったこのごろ、週末は梅酒でも漬けてみようか。

投稿者: 川口法律事務所

2013.06.05更新

 日頃から持ち歩いている愛機PanasonicのLet's noteCF-R9のハードディスクがクラッシュした。
 何回再起動しても青い画面が出て、windowsが立ち上がらない。
 メーカーに尋ねると、ハードディスクの交換が必要だとのこと。
 大丈夫!本体は3年保証の期間内だし、業務用のデータは事務所にコピーがある、家族写真もバックアップがある。早速、技術者がやって来て、壊れたディスクを交換して帰った。

 ところが、である。書きかけの意見書、研究会の記録、調停事件の現場で取ったメモ、このマシンから送ったメール等、バックアップされていない重要データがわんさかあることに気付いて、たちまち顔面蒼白となった。
 紆余曲折を経て、特別価格でLet's noteのデータ復旧作業を手掛けているという某業者に依頼し、待つこと約10日、ようやく救出されたデータを入れたハードディスクが、宅配便で到着した。



 業者曰く、
----------------------------------
初期調査の結果、リードエラーによるレベル3の物理障害およびファイル構造情報の損傷によるレベル2の論理障害が発生している状態でしたが、修復処置を施す事で151,126ファイル(約41.6GB)のデータが復旧可能と判断されました。
----------------------------------
だそうである。
 幸い、バックアップしていなかったデータはほぼ完全に救出されており、ハードディスク交換後のPCに、無事書き戻すことができた。
 この出費(記録媒体の価格別) ↓ 
http://www.rescue-center.jp/price/
は痛いが、この価格でデータが戻るのならば、何物にも代えがたい。

 皆さんも、くれぐれもデータのバックアップは忘れないようにしましょう。
 特に、モバイル用途のサブマシンにしか保存していないデータは、要注意です!

投稿者: 川口法律事務所

2013.06.03更新

 弁護士ドットコム・トピックス編集部から、
「3Dプリンタで製造できる『本物の銃』 日本に規制する法律はあるか?」
というテーマで、原稿の依頼を受けました。
 ライターさんが編集後の記事は、Yahooなどにも配信されています。
http://www.bengo4.com/topics/449/ 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130602-00000449-bengocom-soci

 3Dプリンタを使って銃が製造できてしまうことや、この銃のパーツのデータがインターネットに公開されていることは、この取材を受けるまで知りませんでしたが、 ダウンロードすること自体がなぜ犯罪にならないのかについては、素朴な疑問があると思います。
 しかし、実行の着手に至らない段階の準備行為を処罰の対象にするには、法律を改正して処罰の根拠となる規定を設ける必要があります。犯罪の準備行為というのは、具体的な行為としても多様であり、結果の実現に向けられた危険度も様々ですから、そのような行為をどこまで処罰の対象とするかについては、議論が分かれるところでしょう。

 また、このようなものが公開されると、どうにかして規制できないのか(orどうして規制できないのか?)という議論が始まってしまうのですが、3Dデータのダウンロードを規制することについても、自由な情報流通の確保という民主主義の根幹に関わる問題を含んでいるため、私個人としては、慎重であるべきだろうと考えています。

投稿者: 川口法律事務所

前へ 前へ
TEL:075-251-7266 メールでのお問い合わせ