Kawa-Law通信

2015.03.07更新

 弁護士になって2年目に、VWゴルフGTIの中古車を買って、十数万キロ乗り続けた。
 走行中にトランスミッション(変速機)が壊れて、5速→4速→3速と上から順にギアが入らなくなったり、エアコンのコンプレッサーが壊れて、ボンネットから黒煙を噴いたり、旅先でラジエーター(エンジンの冷却器)につながっているホースが裂けて、ペットボトルで冷却水を注ぎ足しながら帰ってきた(ことは、今でもその旅の参加者の語りぐさとなっている)などという、かなりとんでもないトラブルも経験したが、DOHC16バルブのエンジンは、別れの時まで頑健そのものだった。

 この車と過ごした十数年間は、インターネットの興隆の時期と重なっている。
 車は大量生産の工業製品だから、何年か経つと、似たようなところが痛んでくる。インターネット上には、それこそ世界中に同好の士がいて、自分が経験したトラブルやら修理に関する情報を発信している。世界最大の自動車市場であるアメリカには、様々なパーツを純正部品よりもはるかに安い値段で販売している業者がいて、ずいぶん助けられた。辞書と首っ引きでヘインズのマニュアル(英語版の素人向けの修理の手引書)を繰って、ディーラーに必要な部品の番号を尋ね、注文のメールを送れば、きちんと梱包して日本まで発送してくれる。
 それでも、しょせんは素人判断。ここを交換するだけなら修理代は大した金額でないはずと思って入庫してから、不調の原因は別のところにあると言われたことは数知れず。
 個人輸入で失敗するのは自己責任。純正と同じものだと思って注文したブレーキパッドとローターは、直径が合わなかったし、北米仕様のドアミラーのセットは、配線のコネクタが日本仕様と違っていた。排気管に取り付ける触媒は、どうしてか現車のマフラーと角度が合わなかった。返品の交渉ができるほどの英語力はない。使えなかったパーツは納戸の片隅でホコリをかぶり、年を経て、家族の苦言の対象となった。

 いくつかの深刻なトラブルや上記のような失敗にもかかわらず、この車を維持できたのは、何よりもまず、行きつけのディーラーの経験豊富なメカニックと、親身で寛大な営業担当さんのおかげである。自分自身が街なか暮らしで、車がなければ今日明日の生活が成り立たないような環境ではなかったことも大きな理由である。
 もちろん、インターネットの効用もあろうが、それを賞揚することが本稿の目的ではない。

 少々前置きが長くなったが、ネットで検索すれば、何事もそれなりの情報が手に入る時代、法的紛争に関する情報も例外ではない。
 紛争当事者が自らの経験を語るもの、弁護士などの有資格者が(その「営業活動」の一部として)紛争の対処方法を発信するもの(当サイトもそのひとつである。)、匿名で相談すれば弁護士から助言が得られ、その質問と回答の内容が公表されているサイトまである。

 ホームページを公開していると、日々、それなりの件数のお問い合わせをいただく。
 中でも多いのが、こういうことができると聞いたが、『自分でやるにはどうすればよいか』、という系統のお問い合わせである。あるいは、誰かから助言をもらいながらここまでやったが、『この先のやり方がわからないので教えて欲しい』、というお問い合わせもある。
 できるだけのお答えをするようにはしているが、そういう手続き(あるいは、別の案件でうまくいった経験)はあるれども、あなたの場合、別のやり方が適していると思いますよというケースや、前に受けたというアドバイス(あるいはその理解や実践の仕方?)がどうも違っているのではないかというケースもある。
 対面での相談でない場合は、回答の材料となる情報も限られている。お近くにお住まい(あるいはお勤め)なのだから、きちんとお目にかかった上でお引き受けさせていただいた方がよい、などと申し上げることもあるのだが、それきり連絡がないというケースもある。(あるいは、数ヶ月後、さらに混沌とした状況になってから、事務所に相談に見えられるというケースもある。)

 法的紛争は本来、極めて個別性の高いものである。
 他人の経験と自分が抱えるトラブルの異同がわからないままでは、処理を誤る。ネットには、こういう手続きがありますよという情報は流れているかも知れないが、その手続きが自分が抱えるトラブルに適合しているのかどうかは、誰も判断してくれない。
 
 ましてや、多くの法的紛争には、必ず相手方がいる。
 自分と相手方とどちらが間違っているのか、などという極めて高度な判断はさておいても、人は決して自分と同じようには考えないし、自分の思うようには動いてくれないから、現にもめごとが起きているのだ。

 DIY精神を批判したり、否定したりするつもりは全くないが、それでも自力で紛争を解決したいと考えるのであれば、少なくともこれくらいのことは、現状認識として弁えておいた方がいいように思う。

投稿者: 川口法律事務所

2015.02.28更新

 2月22日(日)から28日(土)までに、
 電話によるお問い合わせを  5件
 メールによるお問い合わせを 1件

いただき、
 事務所でのご相談を     3件
行いました。
 初回のご相談(おおむね1時間程度)に限り、相談料は無料
ですが、2回目以降のご相談や事件受任のご依頼も、有料で承っております。

 引き続き、皆さまからのお問い合わせをお待ちしております。
 なお、お電話だけでのご相談には対応しておりませんので、ご了承ください。

投稿者: 川口法律事務所

2015.01.05更新

 この冬一番の寒波を連れて、2015年がやってきました。

 京都は61年ぶりの積雪だそうで、元旦の昼過ぎに降り始めた雪は、数時間のうちに地面を覆い、家並みを覆って、一面を銀世界に変えてしまいました。
 高速道路や鉄道も止まり、帰省やお出かけの道中、たいへんな思いをされた方もおられたでしょうが、いにしえの人々は、年の初めに雪が降るのを、豊年の兆しととらえていました。
 

新しき 年の初めの 初春の
今日降る雪の いや重(し)け吉事(よごと)

(万葉集 巻二十・四五一六 大伴家持)

 年頭に当たり、皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。

投稿者: 川口法律事務所

2014.12.31更新

 今年も1年間、皆様方にご支持をいただきながら、様々の業務に取り組むことができました。
 心から深く感謝申し上げます。

 この秋、南紀の海沿いを旅しました。串本から新宮まで、国道の小さな峠を越えるたびに、小さな駅と小さな漁港が点在する風景を満喫しました。
 その後、和歌山県が南海トラフ巨大地震等による被害想定を公表しました。
http://www.pref.wakayama.lg.jp/chiji/tunami/tunami.html
 かつて我が老母が暮らし、また、幼少からの思い出が残る土地土地が、津波の浸水被害の想定に含まれていることに慄然としました。
 旅行中も各所で、様々な対策が進められているのを目にしましたが、この海が長く平穏であって欲しいと願わないではいられません。

 新年は、1月6日(火)より業務開始いたします。
 来年もよろしくお願い申し上げます。

投稿者: 川口法律事務所

2014.06.16更新

 現在、当事務所では、ホームページのスマートフォン対応化を徐々に進めています。

 スマートフォン(スマホ)の普及率が上がり、事務所へのお問い合わせの電話も、スマホからと思しきものが増えてきました。スマホの便利なところは、画面の電話番号をタップすれば、そのまま電話がかけられ、画面を見ながら通話ができるところにあります。
 ところが、思い付いて、自分のスマホから事務所のホームページを見てみたところ、パソコンの画面とレイアウトが違ってしまい、様々なところが見づらくなっていることを発見しました。

 「夜間・土日無料法律相談」の空き状況は、従来、パソコンの画面から、一週間の空き状況を横一列で確認することができるようにレイアウトを組んでいたのですが、スマホでは表示が乱れてしまい、非常に見づらかったので、縦長の画面に収まるように、フォントや改行幅を変更しました。
 パソコン画面からご覧の方には、少々見づらくなってしまいましたが、ご容赦ください。

 引き続き、「夜間・土日無料法律相談」のご利用、ご紹介を、よろしくお願い申し上げます。

投稿者: 川口法律事務所

2014.06.07更新

 しばらく前に、「休日相談について」 という記事を書きましたが、
http://www.kawa-law.com/blog/2014/03/post-87-803954.html
仕事が終わってから、あるいは仕事が休みの日にしか電話がかけられない、夜間や土日に相談の予約をすることはできないのか、というお問い合わせをいただいております。
 土日は決まっている予定も多いので、当日中に事務所にお越しいただくことは難しいのですが、近ごろは、24時間受付を標榜する事務所もあることから、当分の間、試験的に、営業時間外及び休業日でも、

【夜間・土日専用コール】

 050-3708-7266

までお電話をいただければ、翌日以降の相談のご予約を受け付けることとしました。
 留守番電話での応対となる場合がありますが、12時間以内に折り返しご連絡を差し上げます。
 どうかご利用ください。

 なお、メールでのお問い合わせはこちらのページから、
https://gc5app.gcserver.jp/cgi-bin/www.kawa-law.com/inquiry/_view_5590/?blog_id=6119&form_id=5590&type=view&token=3g3juhpitB4dQPRLS24a509Ho3BBjSCEOENIlxlD
随時受け付けています。

投稿者: 川口法律事務所

2014.03.21更新

 年度末三連休。
 今週前半に京都を留守にしていたこともあり、デスクワークがたまっています。
 事務員も臨時出勤しており、依頼者との打ち合わせもあったので、いつもどおり電話を取り次いでいたら、本日中に相談したいという電話が、2件もかかってきました。
 いずれも平日はお仕事があって、事務所にお越しになるのが難しそうだったので、本日中に対応させていただいたのですが、
今すぐ相談したいという方、休日にしか連絡が取れない方は多いのだということを実感しました。

 「夜間・土日無料相談」を標榜している当事務所としては、休日でもご連絡をいただければ、当日中にご相談に応じられる体制が望ましいのは重々わかっているのですが、そこは、家族を抱える身でもあり、弁護士一人事務員一人の事務所にとっては、将来の課題であると言わざるを得ません。
 休日のお問い合わせにも対応できるよう、毎週は難しいとしても何らかの方法を考えたいと思いますので、しばらくはご不便をお掛けいたしますが、どうかご容赦ください。

投稿者: 川口法律事務所

2014.01.03更新

 2014年がやってきました。

 今年から祇園祭の山鉾巡行の「後祭(あとまつり)」が復活し、7月17日と24日の2回、巡行が行われることになりました。1966(昭和41)年に一本化されるまでの、千年近くもの伝統に回帰したのだそうです。
 御池通沿いに事務所を開いて18年、西から東へ向かう巡行の列には少々違和感もありましょうが、いにしえの都人を偲びつつ、無病息災の願いを込めて神々を迎え、感謝の祈りとともにお見送りいたしたいと存じます。
 年頭に当たり、皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。

投稿者: 川口法律事務所

2013.12.30更新

 年賀状も出し終えて、ようやく年内の業務が終了しました。
 今年も1年間、様々の業務に取り組むことができました。
 これもひとえに、皆様方のご支援とご理解の賜物と、心から深く感謝申し上げます。

  滋賀県が公表した、原発事故を想定した放射性物質の琵琶湖への拡散影響予測が波紋を呼んでいます。
http://www.pref.shiga.lg.jp/bousai/gensiryoku/25minaoshikentoukaigi_2.html
 美浜原発、大井原発のいずれかが重大事故を起こした場合、湖面の一部で10日以上も、飲用水の基準を超える汚染が続くのだそうです。水道水が飲めない場合に備えて、どれだけのペットボトルを備蓄すべきか想像してみれば、「脱原発」が最大の防災対策であるのは、明らかでしょう。

 新年は、1月6日(月)より業務開始いたします。
 来年もよろしくお願い申し上げます。

投稿者: 川口法律事務所

2013.11.30更新

 ホームページを見たと言って法律相談のお問い合わせをいただくことも、徐々に増えてまいりましたが、平日の昼間はお仕事などがあって来所しにくい、あるいは、弁護士の日程の関係で相談の予約が取りづらいとのご意見をいただいております。

 そこで、ご予約をいただきやすいように、比較的時間に余裕がある

夜間、土日の相談の予定を

 Kawa-Law通信のページに掲載


させていただくこととしました。また、

初回のご相談に限り、相談料は無料

とさせていただきます。

 平日午後5時までに「ホームページを見た」と言ってお電話をいただければ、
日程が空いている限り、当日夜間でも対応いたします。
 空き状況は順次更新いたしますが、じゅうぶんな時間をかけてご相談をお聞きし、アドバイスを差し上げるため、
平日夜間は一組限り、土日は午前一組、午後二組限り
とさせていただきます。

 どうかご利用ください。

投稿者: 川口法律事務所

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